海と淡水をフラインマン(フライフィッシャーマン)が気取って言うとき、海水はソルトウォーターで淡水はフレシッュウォーターと言う。ごくあたりまえの話なのだけれど、今朝職場の同僚の工藤君と朝2時に釣りに出かけた。羅臼から遠く離れて、フレッシュウォーターに。虫類川に立つ。薄暗く山霧が立ち込める中釣りの準備をする。希望に燃える朝だ。ウェーダー(胴長)を履き、ベストを着て、ロッドをつなぎ、フライを結ぶ。この儀式が終るまでに、気持ちは高ぶり、原始の人間に戻る。川辺に立つと言うことは宗教的な儀式の一つでもある。川にいる間じゅう、沈黙と祈りと懺悔に明け暮れし、その願いが成就された時に神の祝福、仏の存在を感じる。残念ながら今日の我々は神を罵り、疲労困憊し、現実の嘲笑を横目に羅臼に戻り、二度寝した。
その夕方オショロコマをいじめに出かける。けれどオショロコマもいなかった。片想いだから楽しいのさ。これがいつも両想いだったらきっと、釣りなんか飽きてしまうさ。そんな話をしながら、僕達は来週の計画を立てる。「そういえば何年か前だけどさ、あの場所知ってる?そろそろいいかもしれない」
「来週行きましょう!」
「よし!行くか!」
釣りは世代を超えて少年としてして付き合える楽しい時間だ。

at: 2002/06/03(Mon)

About MORIKAWA

1960年生まれ 北海道移民150年目 (株)オイコス 代表取締役 北海道道釧路市在住 趣味 シーカヤック 自転車 野営 たき火  中小企業家同友会 政策副委員長

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Post Navigation