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う~ん。罪悪感。知床羅臼町「食べ処 いわみ」にて。このウニい二折分あるんじゃないかな?

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昼に、前から気になっていた別保公園にある売店のカキラーメンを食べる。スーブに海の薫りがした。あとは聖地まで。

羅臼の佐々木さんから送られてきた海上保安庁へ届けるアクションプランです。

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8/10(火)

大野車にて佐々木宅5:00発、それぞれ自宅前から乗車し相泊川左岸海岸に移動、パッキング終了後出発

1日目8/10(火)7:00出発    東海岸-漕行距離約22km —-アブラコ湾C1設営

2日目8/11(水) C1——–西海岸約-32km ——- C2設営 イダシュベツ

3日目8/12(木) C2———西海岸約15km —————-ウトロ幌別~撤収

木村車にて相泊の大野車を回収

4日目8/13(金) 予備日

5日目8/14(土) 予備日

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最後のパッキングと積み込み次第出発します。

今回の分水嶺は、初日にカパルワタラの霞の番屋まで、初心者パドラー二人を連れてい行けるかです。予定ではアブラコ湾ですが、11・12日が荒れるなら番屋で過ごしたほうが何かと便利がいい。励ましあいながら頑張るしかないですね。天気は行ってみなきゃわからない。

衣類の準備

最近、巷では山女子(やまじょし)という言葉が流行っているらしい。スカートを履いて登山、ピークを目指すのではなく、身体に気持よくヒーリングを兼ねて運動がてら山に入りたい。是非、海女子(うみじょし)も誕生してほしい。シーカヤックの人口は異常に少ないはずだ。山女子の合言葉は「おしゃれにアウトドア」。カヤックの場合、海の強烈な紫外線、海水、風から身体を守る事が目的となる。なるべく肌の露出は避けたい。サングラスも必需品だ。波の飛沫や紫外線から目を保護する。

防止は首の日やけど防止の覆いのついたパタゴニアのキャップ。つばが長いのは日焼け防止。アリュートのカヤックハットもひさしが長い。サポーター機能のついた長袖と半袖を組み合わせる。以前は半袖で漕いだが、薄曇りの日に水ぶくれができるくらい日焼けをして以来、長袖に変えた。下もランニング用のスパッツに短パンを組み合わせる。海水が付いたらなかなか乾かない。そうなっても着る一瞬は不快だが、着てからはあまり気にならないものを選ぶ。今はないがユニクロで安価に大学とのコラボでスポーツ用のウェアをだした時のものが今だに役に立っている。ストールはこれも日焼け防止で首に巻いたり、頭に巻いたり・・・

上陸して着替える。乾いた衣類を着るほど心地良いことはない。コットンが一番気持ちがよいが、着替をほとんど持たない。3~4日上陸後は同じ服を着ることになるので、速乾性のあるものを着る。もう一つ大事なことは知床は山の天気。寒さ対策。フリースなど持っていくことは大切だ。ここにある服には穴が何箇所か開いている。焚き火によるものだ。高機能で高価格なブランド品よりも安物で穴があいても気にならないようなものが、逆に使っているうちに愛着と信頼が生まれて来る。最近はユニクロ製品で事が足りるようになってきた。海外への遠征やもっと過酷な状況では高機能なものは必要かもしれないが、夏の知床は十分。けれど登山の知識は必要かもしれない。私には残念ながらないが・・

衣類はシリンダーと呼ばれる硬質ビニールの防水の筒に入れて、中の空気を抜いて圧縮する。

すると半分の程の大きさになる。

靴は漕いでいるときはネオプレーンのパドリングシューズ 上陸用時にはかかと付きのサンダルを履く。万が一の時のためにカヤックの中にはトレッキングシューズも忍ばせている。

今日はこれから会議、そして日曜日から知床遠征。このタイミングでこの曲が聞きたくなる。

私はナザレへやって来た
もう半分死んだ状態で
横になれる場所が必要だ
「すいませんがどこか泊まれるところ知りませんか」
男に聞くと彼はにやっと笑い頭を振った
「知るもんか」ただそれだけ。

 ファニー, 荷物をおろしなさい
 自由の身になりなさい
 ファニー, 荷物をおろしなさい
 私にその荷をよこしなさい

羅臼の佐々木さんから計画書到着

RONが夏休みの課題が多く、今回の遠征に躊躇いを感じている。なんとも寂しい話だ。今日最終決定するという。

さて、遠征にあたっての一番の問題感心「風と波」現場に行くまで知る由もない。しかし天気図は参考になる。予想天気図だが、これを見る限り何とかなりそう。知床方面は連日南風が吹いている。これは羅臼から出るには都合がいい。強く吹くと危険だが、岬をかわすと案外夏のオホーツクらしい海になっている事が多い。この時期はそんなに荒れることはない。

1日目8/10(火) 5:00全員大野車一台にて相泊川左岸海岸に移動、パッキング終了後出発—東海岸-漕行距離約25km —-アブラコ湾C1設営

2日目8/11(水) C1——–西海岸約-約30km ——- C2設営 イダシュベツ

3日目8/12(木) C2———西海岸約15km —————-ウトロ幌別~撤収

5日目8/13   予備日


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知床遠征献立 玉ねぎを飴色になるまで炒め、具材を煮込むと1時間はたっぷりかかる。その間に熊が出るか~ 酸味があってうまい!

といっても完成品の写真がないので、あとからアップします。

今日は基本的な持ち物を準備した。RONの分と二人分用意する。RONは昨日から札幌へ研修へ行っている。

水は貴重だ。成人男性は一日に3リットルの水分を必要とする。知床には何箇所も水場がある。しかし、停滞(海が荒れて行動できない)というリスク、河の水はエキノコックスのリスクがあるため、2日分の水はカヤックの隙間に備蓄しておく。入れる容器はダイソーのこれががさばらずにいい。水のほかに、ウヰスキー、ウォッカ、焼酎、ワインなども持っていく。焚き火バーはで飲む酒は旨い。ついつい飲み過ぎる。満点の星空にはぜる焚き火、雨の中震えなながら飲むホットウィスキー、水と同様必需品。

カヤックのリペアキット レザーマンと針金とロックタイと強力なガムテープがあればなんとかなる。FRP(強化プラスティック)の艇場合はFRPパテや補修キットを持って行くが、今回はポリ艇だからこんなもので・・・

火が起こせない。緊急避難に焚き火ができる。しかし生存に関わることなので、予備の手段エスビットという固形アルコールのコンロは常に用意してある。知床で緊急で使ったことは一度もない。

ストーブは今までにコールマンのガソリンからiwataniのガスへ。結局一番使っているのがユニフレームの初期型のバーナー分離型。2009年の遠征で脚の固定用のネジが折れたのでメーカーに修理にだしたら、ほぼ新品で戻ってきた。このストーブのメリットは

・ガスはどでも手入に入る家庭用カセットガス

・五徳が大きく脚も広く安定している。

・仕舞うとコンパクト

使うコツは脚を固定するネジを絞めすぎないこと。熱で真鍮が膨張し緩まなくなる。ガスの欠点は使いきりが難しいこと。しかし左側のガスボンベが入っている容器に水を入れて使用すると、ボンベの温度が一定となり、ガスの気化が安定して、キレイに使いきれる。風防も必需品。

ファーストエイドキットととエクストラクター 知床半島海岸線には意外と吸血虫はいない。しかし、ヌマバエと呼ばれる姿は蝿のようだが、体液を吸う嫌らしい虫がいる。

PFD(パーソナル・フローティング・デバイス)ライフジャケットとかライジャケと呼ぶこともあるが、正しくはPFD。ライフジャケットは基準が厳しく、気絶しても顔を上にして浮くこととか、浮力の持つ時間が長いらしい。岸寄りを進むカヤックには浮力〇〇kgの表示しかないPFDで充分。けれど、とても大切なものだ。

漁師カッパ カヤックで使う雨具に必要なのは保温性だ。透湿性の高い機能型の雨具 ゴアテックス等は海水が着くと効果が持たないし水漏れをすると聞いている。もし世代が変わって海水にも対応しているかもしれないが、価格とメンテナンスと目的を考えてたら、この水産用カッパが一番いい。寒い日には保温性が抜群。雨を絶対とおさない。何年立ってもしなやかさが失われない。火に強いから、焚き火の前に座っても気にならない。このカッパのおかげで、雨の日も宴会ができる。もちろん、パドリング中にPFDの上からすっぽりと被られるのいい。

寝具 シュラフ(寝袋)とマット シュラフはコンパクトになるダウン(羽毛)がいい。私のはオークションで見つけたサウスフィールドというスポーツデポで作っているもので、二個で10000円だった。友人と一緒に買った。厳冬期以外はこれで通している。シュラフ用のシーツを入れたり、シュラフカバーをすると結構大丈夫。もちろんこの時期はこのままで使う。RONのシュラフはモンベルのタフバッグで当時一番軽く夏用のもの。こちらは、収納性に難があるが許容範囲。マットは自立エア式のサーマレストで一番コンパクトになる軽量型を20年前から使っている。知床の野営場所には水平なところはない。傾斜のあるゴロタ石の上でいかに快適に寝るか。家に戻り自分の布団で寝ると、逆にその不都合さが懐かしくなることがある。勝手なものだ。

最後に「旅人のカバン」母が通販買ったドクターバッグのダミー。 けど旅人のカバンという感じで気に入っている。もちろん知床遠征は持っていかないが、陸上で着る着替や、その他の必要なもはこれに入れて持って行く。

後は衣類と調理用品、食糧計画、釣り道具の準備。いよいよ後1週間後から遠征開始!

2009年知床遠征の際にカメラの記録メディアを忘れた。急遽、HT-03A(ドコモのグーグル携帯)で動画を撮り後から編集したもの。サイズを落としてYOU-TUBEにアップした。雰囲気だけ伝われば・・ 初日は羅臼側の相泊から出ました。ウトロから出たり、羅臼から出たりこの9回の中でやってみたけれど、知床岬を廻って羅臼に入ってから、辛いことが多く最近は羅臼から出ます。しかし、一旦荒れるとリスクが高いのがウトロ側。予備日はたっぷり、状況が良い時は一気に漕ぐようにしているので・・・

息子は年々体力が付き身体も大きくなっています。始めて知床の海を漕いだのは小学校二年生、そして中学1年生になったのを待って、これから生涯、夏は知床を一緒に漕ぐと決めました。もちろん今年も行きます。今年はシングル挺で、自分の力で廻る事に挑戦です。

うちは海から4km程入った所にあるが、ここ10年程の間に住宅街にも鴎が、アパートの上に巣づくりをし、生息圏としている。朝は鴎の鳴き声が聞こえてくる。鴎の鳴き声は私にとって記憶の喚起剤。海にまわつる出来が浮かんでくる。鴎の鳴き声は悲しくて嫌いだと言う人がいる。妙に哀調を帯びていていい。毎日、一日中羅臼で暮らした二年間は鴎の声が聞こえていた至福の日々、台風接近でうねりが高くなった中根室半島を廻ったときの光と巨大なうねり、そして鴎の声、霧のかなたからかすかに聞こえる海からの誘い。

かもめのジョナサンは昔好きな本だった。自ら問うことの大切さ、典型的な自己成長の物語。砂浜にいる鴎の中にもチャンとジョナサンはいるのだろうか?

知床半島ウトロ側にある、カパルワタラにある霞の番屋前の鴎のコロニー 熊が卵を狙ってロッククライミングする。至る所に海鳥達のコロニーがある。この営みは何百年いや何千年と続いていると考えたら、命を相対的な長さで測ってはいけないと思う。逆に絶対的な感覚、一瞬の中に永遠があるという考え方は理解できるような気がする。時間は雄大すぎる。なかなか漕いでいる姿を人に撮ってもらえることはない。一日5~6時間漕ぐ。漕いでいるときは、おしゃべりしている訳ではないし、音楽を聞いている訳ではない。歌はたまに歌うことはあるけど「兄弟船」。ほとんど瞑想に近い。漕ぐのは呼吸するのと同じく自然に、五感は波の強さ、天気、視覚は進む方向と沖からくる波、陸の様子。カヤックで日本一周をした最初の人はポール・カフィンPaul Cafynでニュージーランド人。その人が、日本のマスコミのインタビューに答えた。「カヤックを漕いでいるときに何を考えていますか?」記者は期待したのだろう?海の汚染、二酸化炭素、環境破壊の問題、それとも日本との友好、しかしカフィンは答えた「かもめのことかな」私はこのエピソードが好きだ。